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有機EL照明の特長

面で光る

光源の面積が広く光がやわらかくひろがる

明るくするためには、光源はまぶしくても仕方がない、と思っていませんか?
有機EL照明は広い面積で均一に光り、配光が広く光が周りに広がるため、やわらかく光ります。たとえば、棚下照明として使用した場合、棚の奥まで美しく光が広がり、また、棚から光が漏れて外の空間までふわりと明るくなります。

棚下照明の例
図1. 棚下照明の例
配光分布(4000K高演色タイプ)
図2:配光分布(4000K高演色タイプ)

光にムラやツブツブ感が無い

面全体で光るため、明るさのムラがありません。
調光して、光を弱くした場合、LEDでは導光板、拡散板を使っても、発光ムラ、光源のツブツブ感を消すことは非常に難しいことでした。有機EL照明では、光を弱くしてもムラのない光が保たれます。

有機EL照明の面光源イメージ
図2-1 面光源イメージ
LEDの点光源イメージ
図2-2 点光源イメージ

強い影ができにくい

手元の作業に必要な明るさで照らしても、強い影ができにくくなります。
また、照らされた物の反射が少なく資料や商品などが見やすいため、読書灯やタスクライト、棚下照明などに適しています。

積み木/有機EL照明
図3-1 影のでき方の比較/有機EL照明
積み木/LED
図3-2 影のでき方の比較/LED

放熱しやすい

面の発熱体は点の発熱体に比べて放熱しやすい特長があります。有機EL照明パネルは面で発熱するのが特徴です。
照明器具の構成次第では、ヒートシンクやアルミ基板が必要なく、構成部材の数を削減することもできます。

* 有機EL照明パネルに流す電流を定格電流より多くしたり、熱の逃げにくい構造で有機EL照明パネルを設置したりした場合は、他の光源と同様に、熱くなります。設計の際は、実機でご評価のうえ、適切な熱設計をしてください。

放熱の比較図(温度分布シミュレーションイメージ・発熱体中央の切断面)

100mmx100mmx1mmのアルミの板を同じ発熱量で形状の異なる2種類の発熱体で比較。
発熱体の裏面に貼り付けた場合(シミュレーションイメージ)

面光源の放熱(80mmx80mmx0.7mmの発熱体)
図4-1:面光源の放熱
(80mmx80mmx0.7mmの発熱体)
点光源の放熱(5mmx5mmx2mmの発熱体)
図4-2:点光源の放熱
(5mmx5mmx2mmの発熱体)