明るくするためには、光源はまぶしくても仕方がない、と思っていませんか?
有機EL照明は広い面積で均一に光り、配光が広く光が周りに広がるため、やわらかく光ります。たとえば、棚下照明として使用した場合、棚の奥まで美しく光が広がり、また、棚から光が漏れて外の空間までふわりと明るくなります。
面全体で光るため、明るさのムラがありません。
調光して、光を弱くした場合、LEDでは導光板、拡散板を使っても、発光ムラ、光源のツブツブ感を消すことは非常に難しいことでした。有機EL照明では、光を弱くしてもムラのない光が保たれます。
手元の作業に必要な明るさで照らしても、強い影ができにくくなります。
また、照らされた物の反射が少なく資料や商品などが見やすいため、読書灯やタスクライト、棚下照明などに適しています。
面の発熱体は点の発熱体に比べて放熱しやすい特長があります。有機EL照明パネルは面で発熱するのが特徴です。
照明器具の構成次第では、ヒートシンクやアルミ基板が必要なく、構成部材の数を削減することもできます。*
* 有機EL照明パネルに流す電流を定格電流より多くしたり、熱の逃げにくい構造で有機EL照明パネルを設置したりした場合は、他の光源と同様に、熱くなります。設計の際は、実機でご評価のうえ、適切な熱設計をしてください。
100mmx100mmx1mmのアルミの板を同じ発熱量で形状の異なる2種類の発熱体で比較。
発熱体の裏面に貼り付けた場合(シミュレーションイメージ)